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【実録】犬が急性肝炎に…ペット保険のおかげで出費を大きく抑えることができた話

【実録】犬が急性肝炎に…ペット保険のおかげで出費を大きく抑えることができた話 ペット

先日、健康が取り柄の我が家のワンコが急性肝炎になりました。

正直かなりびっくりして、このまま悪化して元に戻らないのではないか…と不安になりましたので、一つの事例としてここに公開させていただきます。

本記事は飼い主としての体験談です。飼い犬に少しでも異常な点が見られたら病気を疑い、動物病院へ相談しましょう。

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我が家のワンコの基本情報

まずは、我が家のワンコの基本情報です。

犬種トイ・プードル
性別女の子
年齢14歳
避妊手術済み

経過

急性肝炎の発症から回復に至るまでの経過
  • Day1
    夕方に食べ物を与えても関心を示さず
  • Day2
    急性肝炎との診断を受け、入院
  • Day3
    退院へ
  • Day4
    再入院
  • Day5~
    Day10
    見舞い、そして退院へ
  • Day11
    エサを食べず
  • Day12
    再びぐったりした状態へ
  • Day13
    朝から何度も嘔吐
  • Day14
    がんの可能性を調べるため細胞診を実施
  • Day15~
    Day18
    自宅で服薬治療継続、細胞診の結果連絡
  • Day19~
    服薬治療を終了、そして昔の姿に

Day1:夕方に食べ物を与えても関心を示さず

ワンコが14歳の誕生日を迎えた日のことです。我が家では毎夕、野菜の切れ端や果物をワンコに与えているのですが、ここで異変が。いつもなら「早く早く」と食いつき気味に興味を示すものの、どうも気乗りしない様子。「飼い主のために食べてあげなきゃ」といった雰囲気でノソリと起き上がり、お手やおかわりはゆっくりとした動作でこなすけれど、食べ物を差し出しても躊躇していたのです。

「おかしいな」と感じつつ、夜に向けてますますぐったりしていく様子に不安を覚え、かかりつけの動物病院へ電話をしようとしたところ、すでに受付時間外の時刻になっていました。

やむを得ず、その日はそのままにして翌日の様子を見て動物病院に相談することにしました。

Day2:急性肝炎との診断を受け、入院

我が家では1日2回、エサを与えています。1回目の朝時点でエサを食べず…。

母

いつもガツガツ食べるのに…こんなのはじめて!

急いで動物病院に連絡しました。運良く、すぐに診察可能との回答が。安心しつつ、ダメ押しで再度ワンコにエサを与えてみたところ、ワンコは食べてくれました。とはいえ、不安は不安なので予定どおり病院へ行きます。

そして血液検査をしたところ、肝臓の健康状態を示す数値が悪化していることが判明しました。急性肝炎との診断です!ただし、急性肝炎に至った原因は不明。異物の拾い食いなども含めて、特に思い当たる出来事はありませんでした。

点滴が必要とのことで、当日はそのまま入院することになりました。

獣医さん
獣医さん

エサを食べられなくなってから来院されるケースが多いです。

血液検査の結果はこちら。

ALT2000U/L以上(基準値は10-125U/L)
ALP388U/L(基準値は23-212U/L)
※ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ):肝臓に多く含まれている酵素です。主に肝臓のダメージの指標として用いられます。
※ALP(アルカリフォスファターゼ):主に肝臓や骨に含まれている酵素です。胆道系疾患(胆汁うっ滞など)や骨の成長期、腫瘍などの影響により上昇する場合もあります。犬ではステロイドの影響で上昇します。

Day3:退院へ

入院翌日に再度血液検査をしたところ、検査数値の低下が見られたほか、元気が戻ってきたため、退院することになりました。

Day4:再入院

自宅に戻ったものの、再びエサを食べなくなり、ぐったりし始めました。あらためて動物病院へ行くと、また検査数値が悪化…。黄疸も見られるとのことで、もう一度入院することになりました。

母

黄疸って大丈夫なのかな?すごく心配…

血液検査の結果はこちら。

ALT3601U/L以上(基準値は10-125U/L)
ALP704U/L(基準値は23-212U/L)
総ビリルビン2.9mg/dL(基準値は0.0-0.9mg/dL)
※ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ):肝臓に多く含まれている酵素です。主に肝臓のダメージの指標として用いられます。
※ALP(アルカリフォスファターゼ):主に肝臓や骨に含まれている酵素です。胆道系疾患(胆汁うっ滞など)や骨の成長期、腫瘍などの影響により上昇する場合もあります。犬ではステロイドの影響で上昇します。
※総ビリルビン(TBil):赤血球中のヘモグロビンの代謝産物です。溶血、肝障害、胆汁うっ滞や胆道閉塞などで上昇し、黄疸の原因となります。

Day5~10:見舞い、そして退院へ

我が家で犬を飼うのはこのワンコで3匹目なのですが、10年以上前に飼っていた2匹目が末期状態で入院した経験があり、このときは悲しい未来が常にチラついていたように思います。

また、法事などの外出時にワンコを宿泊させたことはありましたが、病気で入院するのは初めてであり、飼い主として心配で毎日お見舞いに行きました。

獣医さんに入院中の状態をうかがったところ、ワンコは飼い主の心配をよそに動物病院に適応したみたいでした。数値も無事下がり、退院します。

獣医さん
獣医さん

食欲はもどってきたようで、元気になってきましたよ。

他のワンちゃんのエサも食べようとするくらいです…。

わたし
わたし

動物病院に行く度にブルブル震えていたのに、なんという変化…。

それに、今まで人見知りなタイプだったのに、なんだか社交的になってる…。

血液検査の結果はこちら。

ALT721U/L以上(基準値は10-125U/L)
ALP321U/L(基準値は23-212U/L)
総ビリルビン0.5mg/dL(基準値は0.0-0.9mg/dL)
※ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ):肝臓に多く含まれている酵素です。主に肝臓のダメージの指標として用いられます。
※ALP(アルカリフォスファターゼ):主に肝臓や骨に含まれている酵素です。胆道系疾患(胆汁うっ滞など)や骨の成長期、腫瘍などの影響により上昇する場合もあります。犬ではステロイドの影響で上昇します。
※総ビリルビン(TBil):赤血球中のヘモグロビンの代謝産物です。溶血、肝障害、胆汁うっ滞や胆道閉塞などで上昇し、黄疸の原因となります。

Day11:エサを食べず

「だいぶ元気になって良かった~」と安心したのもつかの間、再びエサを食べず。病院を退院してすぐのことでしたし、すでに受付時間外の時刻だったのでかなり焦りました。

ペットフードを、エサ皿ではなく手で一つ一つ摘まんで与えることで、なんとか口にするようになります。しかし、病院から処方された一部の薬(苦いと思われる)は食べてくれず…。

母

この薬を飲まないと良くなってくれない…。

そこで、ワンコの大好物である茹でブロッコリーの房に薬を挟んで与えたところ、無事食べてくれました!

Day12:再びぐったりした状態へ

天気も悪かったので、一日中家の中で過ごしていたのですが、ずっとぐったりした状態でした。家族が会話していても興味もなさそうで、食べ物を見せても動かずひたすら寝ています。吠えることもありません。

ここまで約2週間、ワンコの体調は良くなったり悪化したりと飼い主は疲れ始めていました。

Day13:朝から何度も嘔吐

早朝、エサを与えたところ完食してくれました。「食欲があるんだ!」と嬉しい気持ちになって数時間後、嘔吐してしまいます。時間をおいて3回ほど、前兆もなく突然吐いたので焦ります。朝から熱心に床掃除を繰り返しました…。

そして、再び動物病院で診察してもらいました。体調が安定していないということでそのまま動物病院に1日お預けすることになりました。実は、翌日に細胞診を予約していたのです。胃の中を空っぽにする必要があったのですが、動物病院側で面倒を見てくれることになりました。

Day14:がんの可能性を調べるため細胞診を実施

これまで、血液検査では数値が改善していることが分かりましたが、そもそも急性肝炎になった原因は不明のままです。14歳と高齢であることから、「がんによる可能性も捨てきれない」という状況でしたので、局部麻酔で肝臓の細胞を取得し、専門機関にて調べてもらうことにしました。

細胞診を実施した後は、自宅へ帰還。思ったより元気そうで、飼い主は安心しました。

Day15~18:自宅で服薬治療継続、細胞診の結果連絡

以降は、動物病院から処方された薬をエサに混ぜて与え続けました。苦手な薬は避けて食べようとしない日もあったのですが、ここではブロッコリー作戦で突破。

そして、Day18には再び動物病院で血液検査を行い、数値がさらに改善していることを確認。自宅に帰宅後、動物病院から細胞診の結果について連絡が!

獣医さん
獣医さん

細胞診の結果では異常が見られませんでした。

(ただし、100%がんの可能性がないとは言い切れない)

とりあえずは病気になる前の状態に戻ったものと思われ、服薬治療を継続することになりました。

血液検査の結果はこちら。

ALT598U/L以上(基準値は10-125U/L)
ALP253U/L(基準値は23-212U/L)
※ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ):肝臓に多く含まれている酵素です。主に肝臓のダメージの指標として用いられます。
※ALP(アルカリフォスファターゼ):主に肝臓や骨に含まれている酵素です。胆道系疾患(胆汁うっ滞など)や骨の成長期、腫瘍などの影響により上昇する場合もあります。犬ではステロイドの影響で上昇します。

Day19~:服薬治療を終了、そして昔の姿に

引き続き、薬をエサに混ぜて与え続けます。すっかり昔の状態に戻って元気に飛び跳ねており、嬉しくなってきました!

かかった治療費

入院や点滴、エコー検査や血液検査、細胞診、薬の処方など、トータルで約12万円ほど支払いました。(~Day18)

この12万円というのは、医療費全体の値ではありません。

実は、医療費(税金10%含む)全体ではこの2倍くらいの費用が発生しており、ペット保険会社が約10万5500円(~Day18)を負担してくれたので、12万円で収まってくれた、というところです。

10年以上前に飼っていたワンコの通院時は、多額の費用がかかった記憶があります。なぜかというと、高齢ワンコはペット保険に加入できなかったためです。しかし、現在ではペットもかなり増え、ペット保険のサービスは従来と比べてさらに良くなっているということなのだと思います。

2003年に、15歳未満の子どもの人数よりもペットの数が上回りました。

その後もペットは増え続けています。

また、ペットの高齢化に伴い、飼育費も増える傾向にあります。

もしペット保険に加入していない方は、是非加入をご検討ください。命にかかわることとはいえ、数十万円の出費が突如発生するのは家計にかなり響くと思いますので…。

最後までお読みいただき有り難うございました!


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