キングジム社から発売されているpomera(ポメラ)という商品をご存じでしょうか?テキスト入力に特化したツールです。すでに製造終了となってしまったのですが、DM30を購入して本当に買って良かった!と思ったので、ご紹介します。
※本記事は、旧ブログにて2019年12月に公開した内容を一部修正してお届けします。
激オススメな長所
目に優しく見やすい画面
pomera DM30では、電子ペーパーを採用しています。一般的なスマートフォンやノートパソコン、モニターの液晶のように、画面から直接光が放出されることはありません。したがって、とっても目に優しく見やすい画面を実現しています。これが最も大きなメリットです!
pomeraの他のシリーズは触ったことがないので違いが分からないのですが、私は視力が悪くドライアイなので大変助かっています。かつてはパソコンも常備しておりませんでしたので、ブログ更新の際はスマホの小さい画面で指でプチプチ文字入力…今まですごくしんどかったです。
この画面の見やすさは、「pomeraをもっと早く購入しておけば良かった…」と感じた最大の長所です。
執筆に集中できる
インターネットはもちろん通じません。
ただし、最低限の辞書機能は付いていますので、小説を執筆したい方は電子辞書を持ち歩く必要もなく、pomeraだけあれば執筆に専念することができます。
ついついネットサーフィンしちゃう学生さんなんかは、レポート作成に強制的にシフトしやすいです。
外に持ち出しやすい
パソコンだととにかく充電が必要なので、電源ケーブルを持ち歩く必要があったり、残量に合わせて滞在時間を意識する必要があります。DM30は単三電池2つで20時間稼働します。
充電回数などによって使用可能時間が減っていく充電地と異なり、残時間の把握がしやすいです。また、交換用電池の持ち歩きも容易ですね。電源ケーブルも不要なので、本体ひとつあればどこでも使えます。
折りたたむのが楽しい
これは趣味によると思うのですが、ストレート型よりも折りたたみ型の方が断然カワイイです!
おもちゃっぽいと言いますか、ビジネス用ツールというよりも、趣味を楽しむためのツールという使い方がしっくりきます。
だからこそ、カフェや自宅で使っていてもどこかリラックスできるし、ウキウキした気持ちで使用できるのです。
気になる人は気になる?デメリット
盗み見されやすい
電子ペーパーの欠点ともいえます。バックライトが無いぶん目が疲れにくいですが、一方で横からの覗き込むと文章が丸見えです。まさに紙に文字が書かれているように見えるためです。このため、社外秘の報告資料作成には向かないと思います。
起動時にはパスワード入力を促すよう設定できるので出先に置き忘れても安心な反面、電源オフ状態でも編集内容を表示したままにしたい方はセキュリティが甘くなってしまいます。
社外秘でなくとも、人に見られたくない文章はパワーオフ状態で表示したままにしないようにしましょう。
修正個所が残像のように残る
こちらも電子ペーパーの欠点。文字を修正した場合、しばらく修正前の文字が残ってしまいます。
私はあまり気にならないのですが、「Alt+↑」「Alt+↓」でページ送りをするとちょっと気になる人はいそうです。
なお、気になる方はF12キーを押せば「リフレッシュ機能」でこの残像を強制クリアすることが出来ますが、電力をよけいに消費することになるようです。
入力の反映が遅い
私はもともとタイプミスが多い方なのでスピーディな入力が出来ずとも気にならないのですが、普段ブラインドタッチでスラスラ入力する方は、その入力反映の遅さが若干気になるかもしれません。
UNIX系OSをTeratermなどのエミュレータから操作したことがある方は、viコマンドでの文字列編集操作をイメージすると良いです。あのくらいの反応速度だと思っていただければ。
シリーズの他機種、DM200をUNIXマシンとして使用する使い方が出来るとの情報もあるので、やはりUNIXベースでvi操作を行うイメージがちょうど良いかと思います。
思ったより大きい
パソコンよりはもちろん小さいのですが、スマートフォンよりは当然デカいです。重さも、500mlミネラルウォーターくらいです。とにかく軽く!という方には意外感があるかもしれません。
まとめ
使いやすい・使いにくいの判断は人それぞれですが、私は購入して本当に良かったです!購入から3年以上、ずっと使い続けています。生活を豊かにしてくれる相棒だと思っています。
『エッセンシャル思考(かんき出版)』という本には、以下のような記述があります。
不要なものを捨てれば、必要なことをするための余裕ができる。
引用元:グレッグ マキューン(著)、高橋璃子(翻訳)『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』(かんき出版)
何かに「イエス」と言うことは、その他すべてに「ノー」と言うことなのだ。
引用元:グレッグ マキューン(著)、高橋璃子(翻訳)『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』(かんき出版)
pomeraはまさにこの点で成功した商品だと思います。短所を補うに余りある長所があるのです。
プロの小説家のなかにも愛用している方がいます。利用者をファンにしてしまう、良質なツールといえるでしょう。
関連書籍
- グレッグ マキューン(著)、高橋璃子(翻訳)『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』(かんき出版):仕事でどれだけ無駄が多いことか、意識せざるを得ない良書。残業が多くて悩んでいる人は是非読みましょう!
最後までお読みいただき有り難うございました!
♪にほんブログ村のランキングに参加中♪