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【書評】片付けが進まない理由は?読み進めるうちに不用品が減っていく「1日5分からの断捨離」を読む

【書評】やましたひでこ『1日5分からの断捨離―モノが減ると、時間が増える』(大和書房) 書評

モノに溢れる現代、洗練された佇まいというものに激しく憧れながらも、なかなか実現できず。在庫の量を把握しておらず、余分に購入・保管してあったり…なんて方、いませんか?

はい、私です。

「断捨離したいけどなかなか断捨離が進まない…」そんな方に是非読んでほしい一冊が今回ご紹介する、やましたひでこ著『1日5分からの断捨離ーモノが減ると、時間が増える』です!

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オススメの方

  • 断捨離って何?
  • 断捨離に憧れがあるが、いつも上手くいかない…
  • 汚部屋をどうにかしたい

本書を手に取った理由

8年間の一人暮らしから実家へ引っ越しする際、大量にモノを処分した経験がある私。それなりにキレイに、あまりモノを増やさないように日々意識して暮らしていたものの、服やセミナー資料、謎の空き箱などなど不要品が出るわ出るわ。実家に転居した後は、築30年超の歴史を裏付ける、さらなるモノ溢れに圧倒させられていました。

自分の今後の人生を考え、「このままではいけない…」と思い、ダンシャリアンとして著名なやましたひでこさんの著書を手に取ったのです。

断捨離の本質とは

本書の冒頭で、さっそく断捨離の本質について紹介されています。

じつはコレだけ 断捨離、きほんの3ステップ
 ①ゴミ袋を用意する
 ②いらないモノをゴミ袋に入れる
 ③ゴミ袋を家の外に出す

引用元:やましたひでこ『1日5分からの断捨離―モノが減ると、時間が増える』(大和書房)

あれ?単純化するとこんなにシンプルになるの?

と思った方、いますよね?

そうなのです!たったコレだけのことなのです。

では、なぜ私達は断捨離できないのでしょうか?著者によると、7つの「ないない思考」になることで断捨離のハードルがどんどん高くなってしまうのだそうです。

7つの「ないない思考」
①「時間がない」……忙しい思考
②「ちゃんとできない」……完璧思考
③「できない自分を責める」……減点思考
④「どうせリバウンドしちゃう」……あきらめ思考
⑤「あまりに大量でどこから手をつけたらいいかわからない」……決定回避思考
⑥「あれもこれも一人でできない」……抱え込み思考
⑦「やり方がわからない」……マニュアル思考

引用元:やましたひでこ『1日5分からの断捨離―モノが減ると、時間が増える』(大和書房)

いや、まったくその通りです。

私の場合は、④「どうせリバウンドしちゃう」と⑤「あまりに大量でどこから手をつけたらいいかわからない」で断捨離が億劫になり、またモノが溜まり始めてしまう…、というサイクルにいつも陥っていました。

断捨離が上手くいかない理由は人それぞれと思いますが、かなりの確率でこの7つの「ないない思考」に集約されるのではないでしょうか?

当てはまった方には次の言葉が心にしみ入ることでしょう。

断捨離にまとまった時間はいりません。大量のモノも、目の前の1つから始まります。生活しているかぎり、すぐに散らかるのもあたりまえ。家族の協力がなく、もくもくと孤独に取り組んでいれば、途中で投げ出したくなってしまうのもあたりまえ。
あなたができないのではありません。断捨離はコツコツとお稽古していくものです。まずそのことを踏まえておいてください。

引用元:やましたひでこ『1日5分からの断捨離―モノが減ると、時間が増える』(大和書房)

読んでいるうちに「捨」が進む

本書では玄関からはじまり、リビング、ダイニング、調理台、冷蔵庫、トイレなどのエリア別に、著者が断捨離のうえで心がけていることを紹介しています。

語りかけるような文章で読みやすく、また著者の部屋の写真も豊富に掲載。やましたさんのお家、おしゃれだなぁ…とうウットリしつつ読み進めること間違いなしです。

オススメは、一気読みするのではなく毎日少しずつ読み進めることです。私は毎日10分ほどのペースで読み進めたのですが、そうするうちに日々の不要品が目に付くようになりました。

具体的には、

わたし
わたし

ペットボトルについていたおまけ、

今までなんとなく取っておいたけど

必要ないから捨てよう~

とか、

わたし
わたし

この冊子、後で読もうと思って取っておいたけど

単に放置してただけだった…。

今日のうちにさらっと読んで処分しちゃお!

といった気づきがあったのです。

毎日断捨離を意識することでアンテナを張るようになった、ということです。

私は本の冒頭から順番に読み進めましたが、手っ取り早く断捨離したいエリアについて書かれているページから読み始める、というのもすぐに効果を実感できる有効な方法かもしれません。

紙袋をゴミ袋にする

この本で最も感心した断捨離は、「『紙袋は10枚』と決めて断捨離する」というものです。

私は、紙袋をネットで購入しています。やや大きめのモノと小さめのモノを。そしてこれらがわが家のゴミ箱となります。美しく、清潔な、移動式のゴミ箱です。

引用元:やましたひでこ『1日5分からの断捨離―モノが減ると、時間が増える』(大和書房)

前述のとおり、私はついついキレイな空き箱、紙袋などを取っておいてしまうタイプです。自分でお気に入りの紙袋を購入して、常に清潔なゴミ箱として活用するというのは、とても洗練されていて主体的な生活のしかただと思いませんか?

常にキレイな紙袋のゴミ箱なら寝室にもリビングにも気軽に持ち運べるし、雑菌の繁殖も防げそうです。ゴミ箱自体を定期的に買い換える人は少ないと思いますし、紙であれば環境にやさしく廃棄できることでしょう。

ほかにも、著者の断捨離方法を知ることでたくさんの発見があります。断捨離スキルを向上したいすべての方へオススメします。

関連書籍

  • やまぐちせいこ『無印良品とはじめるミニマリスト生活』(KADOKAWA):人気ブログ「少ない物ですっきり暮らす」主宰者の通称やまさんが綴るミニマリスト生活。「不要なものを捨てて捨てて捨てて、最後に残ったのが無印良品。」というのは、多くの人が共感できるポイントですよね。本当に必要な物だけに囲まれる世界、洗練されていてとっても素敵だと思うのです(私にはまだずっと先の話になりそうだけど…)。

最後までお読みいただき有り難うございました!


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