皆さんのお部屋は、居心地のよい空間ですか?
私は、祖父の遺品整理をきっかけに実家の断捨離を始めました。そうこうしているうちに、家族のモノだけでなく自分自身のモノについても、毎日のように要不要を考えさせられるようになりました。
そこで、定期的に断捨離の本や整理・片づけの書籍を読んで、自分の捨て活を振り返る時間を作るようにしています。今回は、整理収納アドバイザーの資格を持ち、単身赴任中の夫と小学生の男の子2人、そしてミニチュアダックスと暮らすFujinaoさんの一冊をご紹介します。
本書を読み進めるうちに、Fujinaoさんの洗練されたお家の写真と余白のある文章に癒しと美しさを感じてしまいました。眺めるだけでモチベーションが自然と上がるので、「なかなか片づけができない」という方にぜひお目通しいただきたいです。
私の遺品整理に関するお話は以下のとおり、いろいろ公開中です。
こんな方にオススメ
- 片づけをしなければと思っているが、できない
- よりよい暮らしをしたい
- 人生を変えたい
眺めるだけでモチベーションが上がる
本書は、Chapter 1「片づけの言葉」とChapter 2「片づけの技術」の2部構成です。「片づけのやる気がでない…」という方には、まずこのChapter 1をボーッと眺めてみることをオススメします。
というのも、このChapter 1はFujinaoさんの珠玉の言葉が集まっていて、素敵な写真とともに眺めるだけで不思議をモチベーションがアップするからです。
私は、遺品整理の開始からもう3年近くもの間、断捨離や片づけを毎日実施してきました。何度も戸惑い悩んだ私だからこそ、Fujinaoさんの放つ言葉がまさしく真実なのだということが分かるのです。
言い換えれば、この本には片づけを進めるうえでのエッセンスだけが詰め込まれているといってもよいでしょう。整理収納アドバイザーとしての知識と経験に裏付けされた言葉たちでした。
冒頭の「はじめに」では次のように述べています。押しつけがましくない形で片づけの重要性を示しながら、読み手の幸せを願い温かく見守ってくれるような本です。
モノは、時として人の気力を奪い、家族との貴重な時間や自由に動ける空間を削っていきます。
引用元:Fujinao『片づけの力 私たちは、もっと美しくなれる、部屋も、心も、人生も。』(KADOKAWA)
片づけはそれを取り戻す作業です。
Fujinaoさんの言葉が刺さりまくる!
さて、そのChapter 1の言葉は、私のこころに刺さりまくりました。
たとえば、私は「1日1捨」という形で、必ず毎日何かを手放しX(旧Twitter)でポストするという取り組みを始めて長いのですが、そんな私に刺さった1ページがこちら!
例えば今日、
ペンを1本捨てたとして、
それで、明日からの人生が劇的に変わるわけじゃない。(中略)
引用元:Fujinao『片づけの力 私たちは、もっと美しくなれる、部屋も、心も、人生も。』(KADOKAWA)
たかが「ペン1本」。
されど「ペン1本」。
その1本の「捨てる」は、
あなたの人生を確実に変えていく。
まずは最初の一歩から、いや1本から。
うわ~、めちゃ分かる~!!
遺品整理も含め、私は2トントラック3台分は軽く捨てているはずです。このような結果は、まさに1日1本ペンを手放すという取り組みの延長線上にあるものでした。
なお、私の1日1捨はこちらのアカウントでご確認いただけます↓
ほかにも、片づけの世界でよく見聞きすることばがたくさん載っています。
「まだ使える」と
引用元:Fujinao『片づけの力 私たちは、もっと美しくなれる、部屋も、心も、人生も。』(KADOKAWA)
「まだ使いたい」は別モノ。
欲しい理由が値段なら
引用元:Fujinao『片づけの力 私たちは、もっと美しくなれる、部屋も、心も、人生も。』(KADOKAWA)
やめておけ。
諦める理由が値段なら買え。
片づけの習慣化に成功した方も、あらためて自分のモノとの関わりについて振り返ってみてはいかがでしょうか。
小さな気づきの積み重ね
片づけの進め方には大きく2つのパターンがあって、一つは「お祭りのようにパーッと一気に片づける」、もう一つは「毎日こまめに片づける」と言ったところかと思います。
私は後者を選んだ結果、今現在も片づけを継続できています。よって、私がオススメする片づけは後者の「毎日こまめに片づける」です。
ただ、習慣化するのが難しいという方もいるでしょう。そんな方は、Fujinaoさんの言葉をこころの中で呟いてみてください。
シャンとした生活。
ー小さな気づきが大きな差になるー70代の父は、未だに背筋がシャンとしています。
引用元:Fujinao『片づけの力 私たちは、もっと美しくなれる、部屋も、心も、人生も。』(KADOKAWA)
秘訣を訊くと、
「簡単だよ。いつも背筋を伸ばすように
気をつけているんだ」と。
そんな小さな気づきが
大きな差になってくるんです。
片づけもそう。
大きく散らかる前にこまめにリセット。
(後略)
なんであれ習慣化することは、たしかに難しいことです。しかし、いったん習慣化してしまえば、その行動は容易に長続きすることでしょう。ふとした瞬間に背筋を伸ばす、小さなゴミを捨てる、机の周りを整える。
小さな行動が、人生を豊かにしていきます。一緒に幸せな人生にしていきましょう!
関連書籍
- やましたひでこ『1日5分からの断捨離―モノが減ると、時間が増える』(大和書房):お祭り気分で一気にお片付けするのが性に合わない方は、こちらの本が大変参考になると思います。実際、私もこの本を読んでからなんと2年以上、毎日の断捨離を継続できています!千里の道も一歩から。断捨離は毎日5分から進めていきましょう。記事にしましたので宜しければご覧ください。
- たっく『必要十分生活―少ないモノで気分爽快に生きるコツ』(大和書房):男性目線で語るロジカルな片づけの本です。これまで何気なく続けていた習慣は、本当に必要だったのか?など発想の転換を促してくれます。記事にしましたので宜しければご覧ください。
- 永井美穂『日本初の片づけヘルパーが教える親の健康を守る実家の片づけ方』(大和書房):本記事では触れませんでしたが、遺品整理についての悩みがある方はこちらも是非。親が健康なうちから環境を整えるならこちらの本がオススメです。別記事でも紹介していますので、宜しければお読みください。
最後までお読みいただき有り難うございました!
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