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【書評】捨てる行為は目的ではなくプロセス!「断捨離 私らしい生き方のすすめ」を読む

【書評】川畑のぶこ、やましたひでこ『断捨離 私らしい生き方のすすめ』(同文館出版) 書評

日常の雑務に追われる日々。「部屋が散らかっている自覚はあるけれども、なかなか片づけられない」という方は少なくないのではないでしょうか?

私は、仕事に勉強に家事に…とやることが多々あるなかで、祖父が他界。実は両親も病気を抱えている状態であり、てんやわんやの状態で遺品整理や両親の生前整理を含めた実家の断捨離を始めたものの、なかなか片づけスピードが上げられずにいる状態でした。

片づけといえば、断捨離。大ブームになり、もはや誰もが知っていることばになりましたよね。悩むなか手に取った『1日5分からの断捨離』は提唱者のやましたひでこ氏が著した本で、これを読んでから毎日片づけを継続できるようになりました。

以降、少しづつですが実際に着実にモノの総量が減っており、前進していることを実感しています。X(旧twitter)でも毎日の断捨離内容を報告して達成感を得るようになりました。

わたくし山椒の最近のつぶやきはこちら↓

何であれ、継続してゆくには、定期的に新しい情報に触れて刺激を得ることがとても大切です。今回は、そうした背景から断捨離の伝道師たる川畑のぶこ氏の著書を手に取りました。

この『断捨離 私らしい生き方のすすめ』へは、なんとやましたひでこ氏が序文を寄せています。断捨離提唱者がお墨付きを与えた一冊、さっそく見ていきましょう!

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こんな方にオススメ

  • 断捨離に興味がある
  • 片づけが与える影響を知りたい
  • 人生を変えたい

なぜ捨てられないのか?

さて、人はなぜモノを溜めてしまうのでしょうか?なぜ、片づけが必要な状態に陥ってしまうのでしょうか?

本書では、「捨てられない理由」が6点挙げられています。

捨てられないのはなぜ?

  • 「もったいない」から
  • 「捨ててはいけない」と教えられてきたから
  • 「いつか」「もしかしたら」使うかもしれないから
  • 高かったから
  • 人からもらったモノだから
  • 思い出のモノだから

上記は、断捨離や捨て活といった片づけを続けている人なら、どれも共感できる内容でしょう。なかでも、最もありがちな「捨てられない理由」は、「『いつか』『もしかしたら』使うかもしれないから」というものかもしれません。いかがでしょうか?

わたし
わたし

今は使わないけどちゃんと使えるものだし、

必要になったら使うかもしれない…

いつもこのパターンでモノが捨てられない(´;ω;`)

実は、我が家にも約30年前に手に入れたボールペン、洋服、本などがたくさん残されていました。30年も持ち続けていて思うのは、「多すぎて使いきれないし、使うときが来たとしてももはや古くて使いたくない」ということです。まったくもって残念な話です。

いつ使用することになるのか分からないもののためにスペースを取っておくことこそ、もったいないですよね。本当に必要なモノは「買わなきゃ!」と自分から買いに行くのです

よって、過去に手に入れたモノたちは持ち主に忘れ去られたまま、相変わらずそのスペースに鎮座し続けることになってしまうのです。

「捨てる」ことはあくまでもプロセス

本書のなかで最も共感できた部分はこちらです。

 多くのダンシャリアン(断捨離実践者)や断捨離に興味がある方々とのやりとりを通じて、ひとつ、断捨離が大きな誤解を生みやすいことがわかりました。それは断捨離を「とにかく捨てればいい」と考えている人が少なくない、ということです。
 もちろん、不要・不適・不快なモノを捨てる、リサイクルしたり人にもらってもらうなどの手放すことは、断捨離ではとても重要な行為です。
 ただし、この捨てる行為自体はあくまでも「プロセス」であって、「目的」ではありません。これを、「なんでもかんでも捨てれば、みんなうまくいくんだな」と勘違いしてしまうケースが意外に多いようなのです。

引用元:川畑のぶこ、やましたひでこ『断捨離 私らしい生き方のすすめ』(同文館出版)

断捨離や捨て活というとモノを捨てるという行為に焦点が当たりがちなのですが、実は違います

私はこれまで断捨離を継続してきて、「これは自分にとって本当に必要なモノなのか?」「どうして家族はこんなモノを取っておいたのだろうか?」と一つ一つのモノに向きあい考えるようになりました。このようにモノたちと対話する行為が、私にとっての財産になりつつあります。

なぜかというと、自分の人生に意味があるか無いかという軸でモノを取捨選択できるようになっていったからです。要不要の判断を下す訓練ともいえるでしょう。対象はモノだけではありません。仕事や人間関係でも、自分の人生にとっての意味を考えながら何をすべきか、何をしないべきかを考えるようになっていきました

おそらく、業者を手配して遺品整理を行っていたらこうした気づきは無かったことでしょう。お祭りのように一気に部屋の片づけをしても、たぶんリバウンドでモノが増えてしまったと思います。

片づけという行為そのもののプロセスを通じて、不要なモノを手放すだけでなく自分の人生に持ち込まない習慣が身についてきたということです。

モノと心はつながっている

著者は次のように語ります。

 結果、「片づけなければならない」モノ自体がなくなったので、「片づけられなくてダメ」な私もなくなりました。
 毎日毎日、自己正当化の言葉を頭の中で巡らさなくてもすむようになりました。自動的に自己否定をしなくてすむようになったのです。それどころか、自分がずっと憧れてきた「すっきり感」が得られたので、自己肯定感や自己効力感(自分の力で人生にきちんと影響を与えることができるという感覚)が芽生えてきました。
 これは私が得たい感覚、日々持っていたい感覚です。
 断捨離をすることで得られるのは、ただモノが整理整頓されることではなく、このメンタル面の気づきが最も大きく価値あるものでしょう。

引用元:川畑のぶこ、やましたひでこ『断捨離 私らしい生き方のすすめ』(同文館出版)

溢れかえったモノが無くなれば、部屋はキレイになるでしょう。ただし、最も重要なのはメンタル面での気づきなのです。著者は、断捨離をしたことで「いつ誰に、どこから見られてもよい私」になった結果、最高のパートナーが現れたといいます。すべての人に同じような出会いが生じるわけではないと思いますが、やはり心理的に大きな変化をもたらしたということなのでしょう。

まずは少しずつ、今日からモノを手放す作業を始めてみませんか?

関連書籍

  • やましたひでこ『1日5分からの断捨離―モノが減ると、時間が増える』(大和書房):お祭り気分で一気にお片付けするのが性に合わない方は、こちらの本が大変参考になると思います。実際、私もこの本を読んでからなんと6ヶ月以上、毎日の断捨離を継続できています!千里の道も一歩から。断捨離は毎日5分から進めていきましょう。記事にしましたので宜しければご覧ください。

  • たっく『必要十分生活―少ないモノで気分爽快に生きるコツ』(大和書房):男性目線で語るロジカルな片づけの本です。これまで何気なく続けていた習慣は、本当に必要だったのか?など発想の転換を促してくれます。記事にしましたので宜しければご覧ください。

  • グレッグ・マキューン(著)、高橋璃子(訳)『エッセンシャル思考』(かんき出版):シンプル・イズ・ザ・ベストな思考法を奨める良書。必要のない仕事、必要のないお愛想、急ぎの用件だけど重要度の低い作業。無駄を省くだけでなく「大切なことを見極める」ということの難しさを実感します。

最後までお読みいただき有り難うございました!


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